祖父の遺品整理をした時のこと

去年、一人暮らしてだった祖父が亡くなり、その遺品整理を孫の私が担当しました。
他の家族が多忙な時期だったのと、生前も私がよく訪れていたからです。

しかし改めて見てみると、一人住まいとは思えない遺品の数々。
祖父は骨董好きで、かなり処分した後もたくさん残っていました。
他にも衣類や家具、食器に鍋釜。
食べていない保存食品や、パックのご飯、写真や書類も……。

しかし一刻も早く部屋を空にして、大家さんに返さねばなりません。
とりあえず、通帳や印鑑、大事そうな書類などは回収しました。
残りはもう全部ひっくるめて、業者に処分をお願いしました。

もしかしたら骨董の中に貴重で高価な品があるかもしれませんが、素人には判断がつきません。
面倒だし、時間も無いし。
あとは、家族の写真だけ持ち帰りました。

業者の方が来た日、わずか数時間で遺品はなくなっていました。
台所の片口コンロや、セットしていた洋式便器まで。
あれを自分達でやったら、何ヶ月もかかったでしょう。
業者の方には、本当に感謝です。