遺品のごみの片づけを行ってみて。

私の祖母が市営住宅にてなくなりました。厳密には市営住宅ではなく、市民病院でなくなり葬儀等の手続きを行いました。祖母が亡くなった為、祖母が住んでいた市営住宅を市へ返却しなければいけませんでした。正直、祖母は負債もなかったのですが、遺産もありませんでした。市が指定した業者の方が来て部屋の修繕費・荷物の処分費の見積を取ってもらいました。実は市営住宅ではペットを飼ってはいけなかったようですが祖母は勝手に猫を飼っていたので壁紙などがすべて傷んでいました。祖母が入居時に預けていた敷金3ヶ月分6万では到底足りず私の方で費用を支払うことにしました。祖母は祖父亡くなってからずっと一人で生活を行っており寂しさから猫を飼っていたのだろ思うと祖母を責める気にはなりませんでした。2DKの市営住宅の荷物撤去・壁の修繕費の費用は30万円。クロスをすべて変えて畳の表替えを行います。市営住宅の場合退去時には入居時とまったく同じ形で市へ返却してくださいとの事で、風呂釜まで処分することになりました。まだ使用できる風呂釜だったのですが撤去してくださいとの事で、リサイクルショップの方に見てもらいただで持っていってもらいました。まだ使えるのにもったいなかったです。リサイクルショップの方がガス釜・冷蔵庫等を持って行ってもらい洗濯機は無料で処分していただいたので当初よりも5万円安い25万円でおさまりました。遺品を整理していると私の母と幼い時の私が市営住宅の前で写っている写真がありました。祖父と祖母が二人きりになり年金で生活するようになってから住んでいる市営住宅。市営住宅はかなり老朽化していますが、たくさんの方が事住宅に住んでいた歴史を刻んでいるのだなぁと少し涙が出てきました。祖母の大切な思い出を胸にしまって生きていきたいです。