亡くなった父は釣りが趣味だったのですが、葬儀の後にいざ遺品整理を始めてみると何本も出てくる出てくる。6畳程度の部屋のどこにこれだけの竿が詰まっていたのかと驚かずにはいられませんでした。しかも手入れが不十分だったので、そのうち何本かはうっすらと錆まで浮いていました。
母は業者を呼んで処分してもらうつもりだったのですが、私がストップをかけました。父の釣り道楽にとんでもない金額がつぎ込まれていることを知っていたので、それをそのままゴミに捨てるのは抵抗があったからです。
ちょっと掃除をしてからネットオークションにかけてみたところ、大部分は捨て値か、買い手がつかない状態でしたが、数万円で落札されたものが何本も見つかりました。落札者の方に聞いてみたところ、定価だと10万円以上するような釣り竿が混ざっていたようです。家族の中で釣りをしていたのは父だけだったので、どれだけ価値があるものなのかわかっていなかったから起こったことで、危うく大損するところでした。