母が亡くなり、実家の家財の遺品整理を行う必要が生じました。住居は古いものの、持ち家なのですぐに家財道具を処分して空ける必要もなく、自分達で少しづつ遺品整理を進めようと考えました。
実家が自転車で行ける距離にあり、またすでにリタイアしていて仕事がないので、時間は十分にあるので決断しました。
また既に他界している父の13回忌が近かったので、実家で13回忌を済ませた上で、仏壇の性根抜きをしてもらい、自宅に仏壇を移そうと言う事も考慮して、そうしたのです。
実際に作業を始めると、箪笥に収納されている肌着類や普段着の洋服等、また本棚の書籍や雑誌等はゴミとして処分でき、順調に進める事が出来ました。
しかし、父がカメラ好きであったこともあり、大量のアルバムがあり、その処分には時間が非常に掛かりました。アルバムから写真を取り出し、不用なものを破いてゴミとして処分すべく進めたのですが、どうしても写真に目が行き、手が何度も止まってしまいました。
こうして家財道具の大部分は自治体の回収日に出して処分しましたが、大型家具や家電や自治体が回収してくれないものも多数あり、最後に回収業者さんにお願いして搬出・処分をお願いしました。
何とか1年掛けて遺品整理を終えましたが、その大変さは想像以上でした。実家が遠く、また私が現役で働いていたら、とても遺品整理を自力ではできなかったろうと思います。少子高齢化の中で、遺品整理会社が増えている理由が良く理解できました。