遺品の着物のゆくえ

だいぶ前のことですが、祖母が亡くなった時、遺品としてたくさんの着物が遺されました。

全て専用の紙に包まれて、丁寧に保管してありました。
我が家にはもう着物を着る人がいないということで、開封する前はリサイクル着物屋さんにまとめて売ろうと考えていたんです。

ところが、いざ開封してみてびっくり!
保管場所に問題があったのか、部分的にカビが発生していたり虫食いがあったりと、かなりひどい状態だったんです。
これでは売り物にならないと、とてもガッカリしました。
かといってゴミとして捨てるのももったいないような申し訳ないような気がして、処分をどうするか悩んでいました。

そんな時母の知り合いで、着物のハギレをリメイクしてハンドメイド小物を作って販売している人がいるのを知りました。
そこで祖母の着物を見てもらったところ、十分利用できるとの返事をいただきました。
全て開封して段ボールいくつかに積めて、一箱3000円程度で引き取ってもらうことができました。

元々が質の良い着物もたくさんあったので、状態は悪くても値段がついたのだと思います。
最悪捨てるしかないと思っていたので、遺品がリサイクルされ素敵な商品に変身するというのは、とても嬉しいことだなと思いました。